渡辺 淳也 | AI Researcher |

Since February 2016

SENSYがビジネスを行なっている領域は、顧客を知り、顧客と一緒に成果を出していく領域だと思っています。

自己紹介をお願いいたします。

リサーチャーの渡辺淳也です。

早速ですが、今どんな案件に取り組んでいますか?

主に取り組んでいることが2つあります。1つは需要予測、もう1つは「感性タグ」という取り組みです。

1つずつ質問します。まず、AIで需要予測をすることって?

一言で言ってしまうと「商品がどれだけ売れるか」なのですが、実は需要予測はそんなに単純な話ではありません。「商品が売れる」という現象には様々な要因が関わっています。顧客の嗜好、世の中のトレンドはもちろん、商品を生み出すデザイナーのセンス、仕入れを担当するマーチャンダイザー1人1人の考え方、販促担当の戦略、店頭で接客するスタッフの行動、そう言った思想や行動がクライアント毎に存在し、それが複合的に絡み合って商品が売れていくんです。
これを100%予測するのはただただ持っているデータをAIに入れただけでは不可能で、データ化されていないことをデータ化したり、そのために業務のフローを改善したり、勘と経験に頼っている業務を一つ一つ改善して行く、その工程をPJT関係者全員で取り組んでいく、これが私の考える「AIで需要を予測すること」です。

仕事を進める上で気をつけていることを教えてください

色々なタイプの方がいるとは思いますが、私はクライアントと積極的にコミュニケーションを取りに行きます。例えば、企画をしている人が何に制約されているのか、予算など、何を考えて商品を企画しているのか?どのようなことを考えているか業務過程を知ること、誰と誰が対立していて、なんで対立しているのか?その結果どのように意思決定がされているのか、それを知って初めて見えてくるデータがあります。時にはAIじゃなくても解決できることもある。そういったことも含めて、データ分析をするなど課題を一つ一つクリアしていく。目標を高いところに掲げつつ、そこに至るステップをお客様と一緒に考えていく、それが私の目指すスタイルです。私のような立場のリサーチャーに求められているのは世の中の不確実性と闘いながら、クライアントの利益にコミットする、ということだと理解しています。

クライアントとコミュニケーションをとる時に気をつけていること、うまく情報を引き出すコツなどはありますか?

ベタですが、とりあえず難しい話はしない。
クライアントにはAIがどう学んでどう考えるかというのをしっかり伝えたい。
SENSYが何をできるか、クライアントのやっていることをちゃんと理解して興味を持ってその仕事のどんなところが楽しい?その人がどんなことをやりたいのか?ということを考えています。

仕事を進める上で気をつけていることを教えてください

色々なタイプの方がいるとは思いますが、私はクライアントと積極的にコミュニケーションを取りに行きます。例えば、企画をしている人が何に制約されているのか、予算など、何を考えて商品を企画しているのか?どのようなことを考えているか業務過程を知ること、誰と誰が対立していて、なんで対立しているのか?その結果どのように意思決定がされているのか、それを知って初めて見えてくるデータがあります。時にはAIじゃなくても解決できることもある。そういったことも含めて、データ分析をするなど課題を一つ一つクリアしていく。目標を高いところに掲げつつ、そこに至るステップをお客様と一緒に考えていく、それが私の目指すスタイルです。私のような立場のリサーチャーに求められているのは世の中の不確実性と闘いながら、クライアントの利益にコミットする、ということだと理解しています。

次は感性タグについて教えてください。需要予測と違い、言葉を聞いただけではちょっとイメージがわかない読者もいると思います

感性タグは、人の感性的嗜好を購買行動から捉えて可視化するという取り組みになります。自社のお客様がどういう人なのか?自社のブランドらしさって何か?感性というものを科学しながら、それを誰にでもわかる形で説明できるように可視化することによって、商品企画、マーケティング、店舗運営、経営戦略、あらゆることに活用できることを目指しています。
自社の顧客を一人一人理解することで、様々なシーンで活用ができ、大きなビジネスインパクトを生み出せる、様々な可能性を秘めた取り組みだと思っています。

渡辺さんにとってAIとは?

問題点を洗い出してくれる指標、ツール、だと思います。もちろん、予測をすること自体大事なのですが「なぜ精度が上がらないのか」を追求する過程こそに気づきと、ビジネス改善のヒントがたくさん詰まっているので。

本日のインタビューで大分AIやリサーチャーについて印象が変わった人も多いのではないでしょうか?SENSYに興味を持って働いてみたい、と思っている人にメッセージをお願いします。どんな方が向いているでしょうか?

SENSYがビジネスを行なっている領域は、顧客を知り、顧客と一緒に成果を出しく領域だと思っています。そういうマインド持って働ける人、人から言われたからではなく、自分のやりたいことを自分で見つけて、それをちゃんとデータから説明できる、諦めず一歩でも前に進んで行こうとする気持ちのある人と一緒に働きたいですね。