安藤 倫子 | AI Researcher |
Since June 2019
大事にしているのは、お客様と一緒に何かを創りあげる仕事をするということ

安藤さんはSENSYメンバーの中でも珍しいご経歴ですね。これまでの経歴を教えてください。
SENSYにジョインする前は、ソフトウェア販売の会社で受託開発のセールスをしていました。セールスとして働いていくうちに「もっと出来ることを広げたい、お客様への価値提供を向上していきたい」と考えるようになりました。
そんなタイミングでSENSYのことを知り、コンサルタントという仕事に魅力を感じて応募しました。
2019年6月にSENSYにジョインし、はじめは事業開発部門(BD)でシニアコンサルタントとして、既存営業とPMを担当していました。
その後、2020年4月から部門を変更し、研究開発部門(SAILS)にて、PMをメインに担当しています。
現在の業務内容、担当している案件を教えてください。
現在はSAILSに所属していますが、部門変更したと言っても、仕事内容はBDの時から、大きくは変わりません。プロジェクトの進行・管理・社内外の折衝といった基本的なPM業務の他に、今まで通り担当クライアントへの継続提案も行っています。
加えて、SAILSへ異動してからは、データ分析や特徴量の案出しに関わることも多くなりました。
担当案件は、業界軸ですと小売やメーカーで特にアパレル、スーパーマーケット、食品メーカーが多いです。
技術軸では、需要予測や感性タグ等のSENSYが多くご提供しているもののほか、お客様と話し合いながら独自のAIを作り上げたり、データ分析のみのプロジェクトも担当したり、何か決まった領域がある訳ではなくお客様にベストな提案ができるよう幅広く担当しています。
事業開発部門(BD)から研究開発部門(SAILS)に部門変更しようと思ったのはどうしてですか。
一番大きな理由は、お客様へより良い提案をしたいという気持ちからです。
私は前職の時を含めて、仕事をしている上で大事にしているのは、お客様と一緒に何かを創りあげる仕事をするということです。
SENSYに入社し、AI企業のコンサルタントとして、多くのデータに触れました。その中で、「分析を自分でできるようになれば、ビジネスや業務の視点とデータの視点の両方を持ってロジカルに提案・プロジェクト推進ができるかも!」と思いました。
そんな時に、当時の上司に相談していたところ、ちょうどSAILSでビジネス視点を持った人が欲しいという話があったようで、部門変更することになりました。
部門変更してみて、どのようなことが楽しいですか。難しさはどのようなところですか。
BDにいた頃と変わらずではありますが、PMとして、お客様とどうしたらもっと良くなるかを考え、1つの新しいものを作り上げるのが、難しく楽しいところです。
AIはシステムと違って、仕様通りに作れば必ず完璧に機能するというものではないので、壁にぶつかることも多くあります。
BDにいた頃の私は、AI開発のところはSAILSの方に「お願いします!」と頼み、私は主にお客様と交渉することに専念していました。今は、より高度な分析が自分自身でできるようになったことで、データを元にして説明し、お客様も社内も一丸となって意見を出し合うことで、より良い成果をご提供できていると思います。
仕事を進める上で気をつけていることはありますか。
2つあります。
1つ目は、AIありきにならないことです。
AIを導入すればあらゆる課題が解決するという訳ではなく、AIをツールとしてどう上手く使って課題を解決するのか?、お客様の業務の中で役立つにはどのようなAIが良いのか?など、お客様の課題やビジネス/業務を中心にして、そこにAIを当てはめるようにしています。そのためにも、お客様のビジネス/業務の理解をすることはとても重要なことだと考えています。
2つ目はお客様の業界の用語を使うことです。
業界によって色々な言葉がありますし、同じ言葉でも異なる意味になる場合もあります。
言葉による行き違いがないよう、注意を払っています。
例えば、社内で話すような専門用語は、お客様とお話しするときには使わないですし、社内のプロジェクトメンバーとはお客様の業界の用語集を作ったりして、お客様と社内の言葉の共通認識を持つようにしています。
どうしたらお客様のビジネスがもっと良くなるかを、お客様と一緒に考えていく、そういう仕事をしていきたいと思います。
SENSYの働く環境についてどのような感想を持っているか教えてください。
今までの職場は早く帰るという風土ではなかったし、早く帰る代わりに家で仕事していても気を遣うことが多かったのですが、SENSYはフレックスタイム制ということもあり、働く時間の融通がききやすいです。